第6004号 「子ども・子育て支援新制度目前 幼・保・こども園に聞く」を掲載!
子ども・子育て支援新制度目前
幼稚園・保育園・こども園に聞く
日本教育新聞社調査
子ども・子育て支援新制度の開始が目前に迫るにあたり、日本教育新聞社は、全国700カ所の幼稚園・保育園・こども園に「子ども・子育て支援新制度等全国調査」を実施。調査では、新制度に関するアンケートの他、「子どもの声」や保護者対応の問題など、園の経営における悩みについても伺いました。
今週は、トップ面・「教育改革」面・「幼稚園・保育園」面の3面に渡って、調査結果の内容を詳しく公表します。
「教育改革」面
子どもの声が「騒音」だとして園に苦情が寄せられたケースと困難が増す保護者対応について、トラブルに遭った経験とその対応策などについて、アンケートの回答結果をお伝えします。
「幼稚園・保育園」面
東京家政大学の増田まゆみ教授・大妻女子大学の岡健教授に、子ども・子育て支援新制度を踏まえ、いかに保護者とともに子どもを育てていくかを伺います。その他、「今、園の経営において困難を感じること」という問いについての回答結果をお伝えします。
学校経営面(5面)
学力向上・環境美化・ボランティア活動を柱に
広島県福山市立誠之中学校 学校改善の取り組み
本年度、広島県教育奨励賞や体力つくり奨励賞を受賞した福山市立誠之中学校。数年前までは生徒指導上の課題が多く、県の学力調査でも最下位という成績だったそうです。
平成24年度に赴任した岡野英俊校長は当時を振り返り、「生徒指導上の課題はかなり改善されていたが、校内組織体制が未整備で、多数の課題が目についた」と言います。現状を受けた岡野校長は、改善に向けて行動できる組織づくりと環境整備の取り組みを進めてきました。教職員に奮起を促し、教科指導や生徒指導に努めてきた岡野校長のユニークな学校経営手法を紹介します。
小学校・実践面(8面)
全学年の児童がテーブル囲んで餃子鍋給食
宇都宮市立城山西小学校
食育の一環として、名物である餃子を給食に取り入れる宇都宮市。その中で、同市の城山西小学校は特色ある献立の1つとして、地域の野菜を使った餃子鍋を給食に取り入れているそうです。
かつては、児童数の減少から統廃合の危機に直面した同校。小規模特認校として市内全域から通学が可能となった際に打ち出した特色の1つが「安全でおいしい給食」だったといいます。小規模校における取り組みや食育の参考となる、同校の給食を通じた実践について詳しくお伝えします。
中学校・実践面(10面)
不登校対策などで「小中一貫」を研究
宇都宮市立陽東中学校
平成22年度から小中一貫教育研究を進めてきた宇都宮市立陽東中学校が、これまでの研究結果をまとめました。以前は暴力行為などが多く、いわゆる「荒れた」学校で、特に不登校が大きな課題だったという同校。その原因の1つとして、小・中学校の連携不足を挙げ、小中一貫教育の必要性を認識したといいます。
これまで、小・中学校の教員間の子どもに対する認識のズレの解消、年間指導計画の独自化など、小中一貫教育に関する多くの取り組みを実践してきました。研究発表における、実践の成果、今後の研究課題などを詳しくお伝えします。
高校・特別支援学校面(12面)
生き方のヒントやマナー、ホームページで発信
埼玉県立浦和商業高等学校
各校でさまざまな工夫や取り組みがされている学校ホームページ。埼玉県立浦和商業高等学校でも、進学先を検討している中学生や在校生向けのユニークなコンテンツが設置されています。
「みんなで学ぼう」「マナーを学ぼう」などと題されたもので、社会に出る前の子どもたちに知っておいて欲しいことを分かりやすく伝えるもの。担当者は、生徒たちが将来を考えるヒントに繋げて欲しいと語ります。毎年、ホームページを見て県外から学校訪問に訪れる中学生や保護者も多いという同校の取り組みについて詳しくお伝えします。