第5987号 特集面では「福井教育フォーラム 詳報」を掲載!
福井教育フォーラム 詳報
福井県教育委員会主催・日本教育新聞社共催
福井県教育委員会主催・日本教育新聞社共催
「特集」面にて、日本教育新聞10月27日付(第5986号)に引き続き、先日開催された福井教育フォーラムの模様をお届け。秋田県と並び、教育力の高さで注目を集める福井県の特徴、取り組み、今後の課題などを明らかにします。
講演
大阪大学大学院の志水宏吉教授が、福井県の教育力を「つながり格差」「群れる力」「鍛える学校文化」の3つのキーワードから解説します。
シンポジウム
以下のシンポジストの方々による、福井県の教育力の秘訣とこれから求められる学力についての議論の模様をお届けします。※ 順不同敬称略
- 志水宏吉(大阪大学大学院教授)
- 秋田喜代美(東京大学大学院教授)
- 松木健一(福井大学大学院教授)
- 前川喜平(文部科学審議官)
- 林雅則(福井県教育長)
- 高柳宏子(阿見町立朝日中学校教諭)
学校公開
福井市立宝永小学校
福井県出身の漢字学者、白川静博士の「白川文字学」を取り入れた国語の授業風景をお届けします。
永平寺町立永平寺中学校
生徒指導の一策として昭和60年から取り入れている「無言清掃」の模様とその効果、見学した教員の感想を紹介します。
坂井市立丸岡南中学校
福井県内で初めて教科センター方式を取り入れた同校の特色や、学校全体の実践力・組織力の向上を支える取り組みを紹介します。
1面新連載「どう変わる 道徳教育」
「要」としての役割果たすシステムに
押谷由夫・昭和女子大学大学院教授
中央教育審議会が10月21日「道徳に係る教育課程の改善等について」(答申)をまとめ下村博文文部科学大臣に提出。答申を受け早ければ平成30年度に「特別の教科 道徳」(仮称)が誕生します。
今週から1面でスタートする新連載「どう変わる 道徳教育」では、学校の道徳教育がどう変わっていくのかを探ります。第1回目の連載となる今回は、昭和女子大学大学院教授で中教審専門部会主査でもある押谷由夫氏が登場。「特別の教科 道徳」となった理由、期待することなどを詳しく語っていただきます。
ESDで変わる環境教育 座談会
全国小中学校環境教育研究会
2005年にスタートし、国連が推進してきた「持続可能な開発のための教育(ESD)の10年」が最終年を迎えました。地球環境、貧困、平和などの現代社会の課題を考え、行動する力を育てるESDの中心に位置する環境教育。日本教育新聞社では、環境教育を推進してきた全国小中学校環境教育研究会のメンバーによる座談会を実施しました。
今週の「教育改革」面で、環境教育のこれまでとこれからについて議論してもらった座談会の模様をリポートします。
座談会出席者 ※順不同敬称略
- 棚橋乾(多摩市立多摩第一小学校長)
- 國分重隆(新宿区立鶴巻小学校長)
- 石田好広(足立区立鹿浜第一小学校長)
- 住田昌治(横浜市立永田台小学校長)
認定こども園設置基準の比較
来年4月に開始される「子ども子育て支援新制度」の中で注目される幼保連携型認定こども園。設置基準を定める条例を比較すると、自治体間で大きな差があることが明らかになりました。日本教育新聞社では、国の定めた基準を超えた「上乗せ条例」について都道府県、政令市を調査。
今週の「幼稚園・保育園」面で、学級編制、人員配置など様々な観点から、各自治体の設置基準を掲載します。
道徳教育 多様な考えの交流を重視
千葉県立大多喜高等学校
平成25年度から全ての県立高等学校で道徳を学ぶ時間を導入した千葉県。1学年次に年間35時間の道徳授業を実施、そのための教材である「明日への扉」も作成し配布しています。10月9日、道徳教育の研究推進校に指定されている千葉県立大多喜高等学校が、道徳の公開授業・研究協議会を開催しました。
今週の「高校・特別支援学校」面で、公開授業の様子や授業後の生徒へのアンケート結果、「心の教育」を第一に掲げる同校の取り組みなどを紹介します。
「反転授業」でつくる学習の形
代田昭久・佐賀県武雄市立武内小学校長
「教師自身が、これからの教師の役割について、あらためて考え直す時期に来ている」
武雄市立武内小学校の代田昭久校長は、時代が変化し学校や教師の権威が揺らぎつつある今、教師の役割と子どもとの関係は変わってきていると言います。
今週の「大学・教育志望学生」面で、武雄市で取り組んでいる「反転授業」について紹介してもらいながら、これからの教師に求められる真の役割を提案していただきます。