第6121号 教育改革面にて「『道徳科の評価』目前、準備は?」を掲載!
「道徳科の評価」目前、準備は?
教育改革面(3面)
小学校では、「道徳科」が来年4月から実施されます。既存の道徳の授業とは違い、検定済み教科書が使用され、児童の学習状況が評価され、通知表にも記載されるようになります。
実施まで、残すところ後半年。評価をめぐる最近の状況をお伝えします。
LINEでいじめ相談 2週間で1600件近く 長野県
ニュース・解説面(2面)
子どもたちの間に広く普及している情報交流サービス「LINE」。長野県・同県教委はそのサービスを利用して9月10から2週間にわたり、中学生・高校生らを対象に、いじめの相談窓口を設置。この期間中に1579件の相談があったことが分かりました。これは平成28年度に電話で受けた件数(259件)をはるかに上回る数字。
同県教委は、新年度の予算編成に向けて本格導入を検討しています。
乳幼児のスマホ利用 1日15分未満が7割
ニュース・解説面(2面)
ベネッセ教育総合研究所は16日、第2回乳幼児の親子のメディア活用調査の結果を公表。調査は本年3月、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の0歳6ヶ月~6歳までの就学前の乳幼児を持つ母親3400人を対象に、インターネット調査で実施。調査結果によると、乳幼児の母親のスマートフォン使用率は92.4%。また、乳幼児がスマートフォンに接する頻度と時間は「ほとんど毎日使う」が21.2%で平成25年の前回調査より9.6%アップ。一方、平日1日当たりの使用時間が15分未満の割合は70.2%という結果に。
学校の情報セキュリティ 対策基準を策定 文科省
トップ面
学校での情報セキュリティ対策の確立が求められる中、文科省は18日、「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」を策定。ガイドラインでは、教育委員会、小・中学校、義務教育学校、高校中等教育学校、特別支援学校に適用する「情報セキュリティ対策基準」などが示されました。
例えば、学校の場合は、「教育情報セキュリティ管理者」を「校長」が担当、「対策に関する権限及び責任を有する」などとしています。
長寿命化改修、5割超す 本社調査
トップ面
このたび、日本教育新聞社は全国の市区町村教育委員会を対象に「学校施設・施設準備の課題に関する調査」を実施。本調査は7月下旬、全国1736市区町村の教育委員会に用紙を送付、480教委の学校施設・施設整備担当者に回答をいただきました。その結果、市区町村立学校における学校施設の老朽化対策としての整備は長寿命化改修を選択する割合が高いことが判明。財政状況の厳しさや長期的に考えた場合のコスト低下がその背景にあるようです。
「トップ」面で本調査の結果を詳しく解説します。※14~16面に詳報