第6083号 3面の「NEWSインサイド」で教育界の1年を振り返ります!


教育界の1年を振り返る

教育改革面(3面)

今年も様々な出来事のあった教育界。4月には新たな学校種として「義務教育学校」が開校。7月は、選挙権年齢が18歳以上に引き下げられてから初の国政選挙があり、主権者教育が活発化。また、依然としていじめの問題も深刻で、文科省は「いじめ防止対策推進法施行状況に関する議論のとりまとめ」を公表するなど、施策を再検討しています。

「NEWSインサイド」のコーナーで義務教育学校、主権者教育、いじめ問題を中心に、教育界の1年を振り返ります。


教員採用試験変更で英語指導者確保

トップ面、ニュース解説面(2面)

様々な教育課題解消に向け、多くの自治体が試験の変更を打ち出した平成29年度教員採用試験。今回の試験で特徴的な変更点の1つが、一般選考での「小学校英語」採用区分の新設。次期学習指導要領を見据え、英語教育の充実を図る狙いがあります。例えば、東京都では、中学校か高校の英語教員免許所有を条件とする「小学校全科(英語コース)」の採用区分を新設。上限30人で募集し、合格者は9人という結果に。都教委は 教育の質を担保しなければならないとし、出願者の確保を今後の課題として挙げています。

今週のトップ面及びニュース解説面では、今夏実施された平成29年度教員採用試験の変更点について詳しく解説します。


公立中学校の運動部、週平均16時間活動

トップ面

スポーツ庁が初めて実施した調査で、公立中学校の1週間の運動部活動の時間が男女ともに16時間に上ることが判明。教育課程外の部活動の時間が、教員の授業の持ちコマ数(平均約18コマ=約15時間)を上回るという実態が明らかになりました。また部活動の休養日の設定状況においては、公立では「週1日」が56%、「週2日」が14%、「週3日以上」が2%、「設けていない」は22%。スポーツ庁は来年度、中学と高校を対象に詳しい調査を実施し、部活指導のガイドラインを作成予定。


PISAの結果、どう受け止める

大学・教員志望学生面(10面)

先日、結果が公表された学習到達度調査(PISA)。日本はOECD加盟国で理数に関しては1位でしたが、読解力に関しては6位に低下してしまいました。今回の調査結果についてどう捉えるべきなのでしょうか。

今回の「知りたい」のコーナーでは、OECDが実施したPISAの総括責任者、国立教育政策研究所の大野彰子国際研究・協力部長に本調査について詳しく伺います。


ICT機器で授業改善 大阪府立東百舌鳥高校

高校・特別支援学校面(9面)

学校独自のアクティブ・ラーニングの定義を設定し、ICT機器を活用した授業改善に取り組む大阪府立東百舌鳥高校。タブレット端末を活用したり、大阪府内の公立高校では初となるスマートフォンを活用したりするなど積極的にICT機器を授業に導入。来月1月18日には、公開研究発表会を実施し、パナソニック教育財団の特別研究指定校として、これまでの研究成果を発表する予定です。

今週の「高校・特別支援学校」面では、ICT機器を活用したアクティブ・ラーニングを実施している東百舌鳥高校の取り組みをご紹介します。

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