第6154号 トップ面にて中学英語「ラウンドシステム」に関する記事を掲載!
中学英語「ラウンドシステム」本年度、全生徒に拡大 熊谷市教委
4技能定着へ活動充実
トップ面
埼玉県熊谷市教育委員会は本年度から、中学校の英語の授業で1年間に教科書を繰り返し使って学ぶ「ラウンドシステム」を市内の全中学生を対象に拡大。英語4技能の定着を目的に、生徒の活動量を充実させた授業を展開。1年間に英語の教科書を5周することを目安に学習を進めていきます。
同市教委によると、教委として市内の全公立中に導入する例は全国でも初とのこと。
公立中高一貫教育校の横浜市立南高校附属中学校が開発した「ラウンドシステム」。熊谷市教委は同中学校の事例を参考に、26年に熊谷市立熊谷東中学校で試験導入を開始。28年からは市内の全16校で導入しています。
高校生から小学校教員養成 奈良県教委
ニュース・解説面(2面)
奈良県教委は本年度、公募した高校生を対象に、教員になることを後押しする事業を開始。対象者が大学を卒業するまで一貫して支援を行います。
「奈良県次世代教員養成塾」と名付けられた同事業では、小学校教員を志す高校2年生から募集。定員は毎年約80人。今年度は75人が応募しました。
講座やインターンシップを全て修了した人には、教員採用選考の際に、一部の試験や面接を免除するといった対応を検討しているとのこと。
エンジニア育成の技術教育 愛知・犬山市立城東中学校
中学校・実践面(9面)
エンジニア育成に関わる技術教育の実践に取り組む愛知県犬山市立城東中学校。2年生を対象に行われるこの取り組みを支援するのは、一般財団法人ジェームズダイソン財団。同財団はサイクロン技術を搭載した掃除機で知られる英国企業ダイソンによって創設されました。問題発見と課題解決型の学習展開の流れを踏む「技術教育協働授業」がこの教育の大きな特色です。
生徒たちが取り組んだのは自分たちの通学路に潜む問題を見つけ出すというもの。授業ではグループに分かれてプロジェクトチームを発足。「リーダー」「スケッチ3D作成」「制作組立」などの役割分担で作業を進めます。
今週の「中学校・実践」面で同校の取り組みを詳しく紹介します。
桑山一也・全国特別支援学校長会会長に聞く
高校・特別支援学校面(12面)
今年6月の総会で全国特別支援学校長会(全特長)の会長に就任した桑山一也・東京都立文教盲学校校長。就任抱負や特別支援教育の現状と課題、全特長の果たす役割や進めていく取り組みなどについてお聞きします。
解説面(3面)※月1回掲載
今月は以下のテーマについて解説
- 「保育士配置基準緩和と保育の質」
- 「小学校教員志望離れ」
- 「教育関係団体の組織維持策」