第5963号 3面では「学校行事の今 本社・全小行研・都小行研調査」を掲載!
学校行事の今
日本教育新聞社、全国小学校学校行事研究会、東京都小学校学校行事研究会が共同調査
鈴木純一郎・全国小学校学校行事研究会会長
加藤純・東京都小学校学校行事研究会会長が分析
「ゆとり教育」から転換し学習内容が増加した現行の学習指導要領。
授業時数の確保が学校現場で課題となっている中、学校行事の実施状況はどうなっているのでしょうか。
日本教育新聞社は全国小学校学校行事研究会、東京都小学校学校行事研究会と共同で東京都内の全小学校を対象に「学校行事」に関するアンケート調査を実施。
学校での行事の実施状況や課題、今後の行事の在り方などについて質問し、回答を集計しました。
その結果からは授業時数の確保が厳しい学校にあって、学校行事が確実に行われていることが明らかに。
今週の日本教育新聞ではこのアンケート調査結果のまとめを掲載します。
また全国小学校学校行事研究会の鈴木純一郎会長、東京都小学校学校行事研究会の加藤純会長による調査結果の分析もあわせてお伝えします。
新たな幼保連携型認定こども園
教育・保育要領案を公表
意見公募経て4月中に告示へ
国の動きに先立ち香川県高松市「高松っ子いきいきプラン」
日本政府は4月9日、平成27年度からの子ども・子育て支援新制度で設けられる新たな幼保連携型認定こども園の教育・保育内容を定める「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」の案を公表。
4月22日まで意見公募を行い内容を確定し、今月末に官報告示される予定です。
そのような国の動きに先立ち、香川県高松市では国の幼稚園保育要領、保育所保育方針を擦り合わせ、平成23年から高松市独自に市内全園統一の保育指針を掲げて運用しています。
「育てたい力」や、そのために果たす「保育者の役割」などを明確にした内容で策定以来、着実に市内の保育者や保護者に浸透しています。
今週の日本教育新聞では1面で「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」案の公表のニュースをお伝えするとともに、6面では香川県高松市での統一方針「高松っ子いきいきプラン」の取り組みを詳しくお届けします。
読み書きが苦手な子に指導モデル「MIM」活用
東京都葛飾区立高砂小学校あやめ学級
文字をすらすら読んだり、丁寧に文章を書くことが苦手、文章の読み誤りが多い…。
こうした児童の実態などを踏まえ、東京都葛飾区立高砂小学校の情緒障害等通級指導学級「あやめ学級」が「読み書きにつまづきのある児童への支援―特別な教育的ニーズのある子供たちを、学校でささえるために」を研究テーマとした研究発表会を開きました。
国立特別支援教育総合研究所教育支援部の海津亜希子主任研究員の指導・助言を受け、海津氏が開発した多層指導モデル「MIM」を活用し、適切なアセスメント方法や個に応じた指導方法の研究を積み重ねてきた同校。
今週の日本教育新聞ではこの研究発表について詳しくお伝えするとともに、同校の木室忠明校長のお話などをお届けします。
Labo教育講座
道徳の指導体制
永田繁雄・東京学芸大学教授
文部科学省の「道徳教育の充実に関する懇談会」が昨年12月に報告を出したことにより決定的なものになった道徳の教科化。
今後、中央教育審議会で「特別の教科・道徳(仮称)」の在り方が専門的に議論され、答申を経て学習指導要領が改定され、各学校で道徳の授業を軸とした新たな道徳教育が先行実施されると見込まれています。
これから教員の育成や指導の体制はどう整えるべきなのでしょうか。
東京学芸大学の永田繁雄教授に解説していただきます。