第6079号 9面で「人慣れプロジェクトで殺処分ゼロへ 勢多農林高校」を掲載!


「人慣れプロジェクト」 群馬県立勢多農林高校

高校・特別支援学校面(9面)

大切な家族の一員であるペット。人々の生活に癒しや喜びを与えてくれる存在としても注目されています。その一方、人間の都合で飼育を放棄され保健所に収容される犬・猫も残念ながら、数多くいます。群馬県立勢多農林高校では、トイプードルやミニチュアダックスフントなど約80頭の犬を飼育しており、地域のイベントに参加にして子どもたちに、動物とのふれあいの楽しさや意義を伝える活動を行っています。また同校の犬たちは、老人ホームでセラピー犬としても活躍。さらに、平成26年度からは、殺処分ゼロを目標に、保健所に引き取られた犬を一時的に預かり、社会化トレーニングを施し、里親へ譲渡する「人慣れプロジェクト」を始動。生徒たちは里親探しにも積極的に取り組んでいます。

今回の「社会を変える高校生」では、動物たちとの触れ合いを通した地域交流活動や殺処分ゼロへ向けた活動に取り組む群馬県立勢多農林高校をご紹介します。


LGBTの授業 岡山県倉敷市

トップ面

岡山県倉敷市立の小・中学校が9月末から、同性愛など性的マイノリティをテーマに、「性」について学ぶ授業を開始。男女の二つの性にとらわれず、性の多様性について考えることのできる授業を目指しています。授業で扱う主なテーマは、”体の性”、”自分自身の認識する性”、”社会的な性”、”どの性を恋愛などの対象にするか”など。なお、市教委は、LGBT団体からの助言を受け、性的マイノリティを扱う前に、「多様性」に関する授業を行うなど、生徒に配慮した授業作りに取り組んでいるそうです。


日本の特別活動、海外で注目

大学・教員志望学生面(10面)

日本の学校では当たり前に行われている掃除や日直、学校行事や給食などの特別活動。現在、この“特活”が海外の学校から注目を集めています。昨年、エジプトの大統領が、同国を訪問した安部首相に、日本の教育への強い関心を伝えたことがきっかけで、日本式教育の導入が開始されました。同年10月には、エジプトの2校の小学校で日本式教育が本格的に導入されています。

今週の「知りたい」のコーナーでは、海外の学校で特活を広める活動に携わっている杉田洋・國學院大学教授に“特活”の海外での展開の現状・課題などを詳しく伺います。


全小学校にスクールカウンセラー配置へ 京都府教委

ニュース・解説面(2面)

京都府教育委員会は平成29年度からの4年間で、府内すべての公立小学校、特別支援学校に、スクールカウンセラーを配置する意向を固めました。また、スクールソーシャルワーカーに相当する職員も今後4年間で、全公立小・中学校、高等学校、特別支援学校に配置することを予定しています。カウンセラーに関しては、既に中・高校では全校に配置済み。小学校では210校のうち27校、特別支援学校では11校中1校に配置されています。

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